2009年3月9日月曜日

神原神社古墳(三角縁神獣鏡)

紹介続きです。

神宝地区には神原神社古墳があり、そこから国の重要文化財である「三角縁神獣鏡」が出土しました。
この銅鏡は、地域の宝であり、この銅鏡を活かした地域づくり活動を進めています。













































 

 〔参考:神原神社古墳〕

 この古墳は大原盆地を流れる赤川左岸の微高地突端にあり、墳丘上には「出雲国風土記」にみえる武内神原神社の本殿が建っていた。このあたりは斐伊川の中流域、ちょうど出雲の古墳密集地帯からはずれた周辺部にあたり、横穴などの後期古墳は多いが、前・中期の古墳はきわめて少なく、前期古墳としてはいまのところ三刀屋町の松本1号古墳が知られているのみである。

神社の記録によると、慶長年間以来たびたび社殿の増改築が行われており、最近では昭和初年に墳頂部を削平して本殿の改築がなされ、そのおり、深さ1mあまりのところで石室の蓋石につきあたったという。

 墳丘はそうした度重なる社殿の増改築によってかなり変形を受けていたが、調査によって南北27m~30m、東西22~26m、高さ6.9mの方墳であることが判明した。墳丘の築成にあたっては、微高地の自然地形を利用して北側の墳裾を除く三辺に幅3~7mの溝をめぐらし、その上に多量の盛り土を施して墳丘を整えている。


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